五木の民俗資料〜基本編〜

五木村には、このぐらいの小さな規模の自治体には珍しく、人文編、自然編の分厚い2冊からなる学術調査報告書があります。

そのきっかけの一つには、昭和40年代から50年代にかけて、五木村を含む日本社会の変化の波と、ダムによる水没の危機と言う独自の課題に直面して、当時の村の在野の方々が奔走されたことがあります

五木村では、その他の貴重な民俗資料をまとめた書籍を購入することができます。

◾︎五木村学術調査 30,000円
人文編、自然編の2冊からなる専門的な報告書です。
人文編の方が、自然編よりも1.5倍くらい分厚いです。

◾︎五木の民俗 2700円
学術調査の内容や載せられなかったことを、一般の人にもわかりやすく伝えるために書かれた本です。
厚さ4センチぐらいで、村人の暮らしや1年の移り変わりに合わせて書かれています。
個人的には値段も手頃で、内容も読みやすく入門者にお勧めです。
山の民俗を知る上でも非常に興味深い本です。

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また、現在国交省川辺川砂防事務所や役場で扱ってるかどうかわからないのですが、
◾︎「川辺川の四季」5000円
と言う、大判の写真集があります。

ダム建設計画中に、国交省の川辺川ダム事務所が失われる水没予定地の記録として1985年頃に発行したものです。
私が15年くらい前に購入したときは、1冊5,000円でした。
巻末には、水没予定地の収録の概要や地図なども載っています。

◾︎五木歳時記 2700円
カメラマンで新聞記者の小林正明氏による、写真と文章からなる貴重な資料。
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写真集ですが、読み応えのある解説がそれぞれについています。
きめ細かく丁寧に書く収録の祭りを取材されているので、学術調査や五木の民俗に書かれていない内容も少なからずあります。

上記は特にお勧めしたい資料です。

そのうち五木村郷土研究会が紀要を作成するかと思います。
数年前に発足した地元の方々を中心とした会ですが(私も会員)、ほぼ毎月例会を開催されており、フィールドワークも度々ありぜひ活字にまとめて発表してほしい活動を重ねられています。

発行されたら、それはまた非常に貴重な資料になるかと思いますので、ぜひお楽しみに。

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by from_itsuki | 2018-02-28 01:10 | 五木の生活文化

熊本県五木村に関する情報を発信中。


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