(記事)連載「山里に吹く風」(7) 馬場上浩さん

連載7回目は、
五木村シルバー人材センター事務局長の馬場上さん。

この方は(この方も)、五木村の宝です!

2年前にスタートした「五木村シルバー人材センター」が、
ただの、年配者の余剰労働力活用や、高齢者向け福祉に終わらずに、
お年寄りの持つ多様な可能性を活かすべく動き出したのは、
ひとえに、馬場上さんが縁の下の力持ちとして支え、
率いてこられたからだと思う。

この五木村の希望の光を大事にして、
こういった取組み、人の輪をもっと広げていきたいですね!

文中にある昨年の焼き畑事業についてはこちら

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■山里に吹く風 五木村は今
(7)お年寄りの元気で村づくり
http://kumanichi.com/feature/kawabegawa/yamazatonifukukaze/yamazatonifukukaze_20110224.shtml
村シルバー人材センター事務局長 馬場上浩さん(44)

 人吉市から国道445号を進み、五木村に入ってすぐの瀬目公園内にある物産品販売所「四季の里」。常連の親子連れが腰掛けに座った。「お子さん、大きくなったねえ」。販売を担当しているエプロン姿のお年寄りが語り掛ける。お茶と、手作りの回転まんじゅうを差し出すと、世間話に花が咲いた。

 運営するのは、村シルバー人材センター。会員が手掛ける加工品の販路拡大を目指し、休業していた施設を昨年4月にリニューアルオープンさせた。

 「化粧をしなくなったおばあちゃんが、『今日は観光客が来るから』とおしゃれをするようになったんですよ。うれしいですね」。事務局長を務める馬場上浩さん(44)の表情は明るい。

 馬場上さんは、村道の管理などを請け負う村振興公社の職員。センターが2009年に設立された際、公社に事務局を置くことになり、運営を任された。

 川辺川ダム計画に揺れ続けてきた村。高齢化も進み、65歳以上が人口の4割を占める。「山村ならではの経験を重ねてきた人たちがたくさんいる。高齢者が多いことは、むしろチャンスなのかもしれない」。馬場上さんは厳しい現実をプラスにとらえた。「お年寄りが元気を出して頑張ってもらわんと」

 センターの会員は65人。公園清掃や除草作業からボーリング調査の補助まで、幅広い業務に携わる。馬場上さんが力を入れているのが、会員自ら仕事を作り出す自主事業だ。

 村内の農地を借り、会員たちで大豆やアズキ、トウガラシなどを栽培。出来上がった作物は加工品にして、四季の里に並べる。しめ縄作りも好評で、この冬は約400本が売れた。

 「自分たちの作ったもので収入が増えれば、会員もやりがいを感じる。みんな生き生き仕事してますよ」

 村が体験型観光の目玉として復活させた焼き畑農法によるソバ栽培も、会員が主役となった。火入れから種まき、収穫、脱穀…。県内外からの参加者に手ほどきし、水没予定地の畑には白い花が一面に咲いた。「お年寄りの技と知恵のおかげです」。馬場上さんは誇らしげだ。

 「活動の場さえあれば、お年寄りはすごいパワーを発揮する」。お年寄りの元気が、村づくりを引っ張る。

(臼杵大介)

写真:
四季の里を訪れた親子連れと会話を楽しむ馬場上浩さん(左から2人目)=五木村小浜


熊本日日新聞 2011年2月24日
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(焼き畑そば栽培事業での、シルバー人材センター会員さんと馬場上さん(左端) 2010年8月5日)
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by from_itsuki | 2011-02-24 11:47 | 新聞・メディア報道

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