人気ブログランキング | 話題のタグを見る


熊本県五木村に関する情報を発信中。


by yutera

おしらせ

検索

最新の記事

(五木村周辺情報)東陽の無農..
at 2022-10-05 13:10
(記事)穴あきダムで村中心地..
at 2022-04-12 12:34
Sさんの味噌漬け、山の保存食。
at 2022-02-07 21:26
3/10-6/7民博「焼畑〜..
at 2022-02-06 21:16
1953年発行五木村「村のす..
at 2022-02-05 01:37

以前の記事

2022年 10月
2022年 04月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 10月
2021年 09月
2020年 10月
2020年 04月
2019年 12月
2019年 11月
more...

カテゴリ

全体
観光情報・お知らせ
五木の生活文化
五木の四季と自然
五木の特産品
茂さんちのまわり
仰烏帽子山
つれづれ話
五木村ファンクラブ
五木に泊まる
古民家宿「宮園のお宿」
五木の子守唄
五木村暮らしの便利帳
新聞・メディア報道
生活再建
アクセス
五木村周辺情報
五木のお店
茂さん語録
【お問合せ】
(番外編)アジアの里より
川辺川ダム
五木村で食べる

画像一覧

外部リンク

その他のジャンル

記事ランキング

i2iパーツ

(記事)五木村、損失検証へ(朝日)

五木村、損失検証へ
2010年01月21日
朝日新聞

  五木村議会ダム対策特別委員会が20日から、「川辺川ダム問題の長期化で村が失ったもの」をまとめる初の検証作業を始めた。数値に換算できるか否かを問わず、ダム計画に翻弄(ほん・ろう)された村の損失を洗い出し、国や県との話し合いの材料にしたいという。


  村執行部が議論のたたき台として提出した資料によると、1966年に旧建設省(現国土交通省)がダム構想を発表する前と現在を比べた村の損失は以下の通り。


  (1)水没者の移転による急激な人口減少(2)18校あった小中学校が3校に減少(3)事業所撤退で働く場が減ることによる働き盛り世代の村外流出(4)水没予定地の耕作地約54ヘクタールが消滅(5)伝統芸能など無形文化財が消滅(6)人口減で民間医院などが閉鎖し、公営での費用負担が増大(7)村中枢部が水没地となり村全体の振興計画立案に支障(8)かやぶき民家集落などの美観が移転で消失(9)集落の崩壊(10)人間関係の希薄化(11)ダムを巡る住民感情の対立(12)ダムに左右された住民の空虚な日々――など。人口減少に伴う交付税の減少額は、86年以降の24年分で総額22億円余と試算している。


  全村議10人で構成する特別委では、村議から「高台の代替地は気温変化が激しく、冷暖房の経費が増えた」「子どもの教育は金銭で取り戻せない」「川周辺の環境変化でホタルも激減した」「観光イメージがダウンし、観光資源の池や景観が失われた」などと発言が相次いだ。一方で「ダムが計画通り建設された場合の利点も盛り込むべきだ」との指摘も出た。


  閉会後、照山哲栄委員長は報道陣に「ダムは村から大変なものを奪い取った。お金にかえがたいものが失われた。数値化できるものはさらに詰める。前原誠司国土交通相や蒲島郁夫知事は『川辺川をダム中止のモデルケースに』と言うが、簡単にはいかないと知ってほしい」と話した。
by from_itsuki | 2010-03-29 19:06 | 新聞・メディア報道