茂さんの話(畑のこと)

2009年1月25日。
茂さんに話を聞く。

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○土について
根に生えるしろもんは、カリ肥料よかで。
ダイコン、ニンジン、ゴンボウ、カライモなど。
ハクサイなんかはチッソ肥料がよかばってんなぁ。

タケノコ、ニンジン、ダイズ・・・そぎゃんとの売れる時代がまたくればよか。

○イモガラについて
サトイモん茎たい。茎を皮むいてな、それをば干して。
何に入れたっちゃよかばってんな。漬物とかいろいろ。
イモもなる。イモガラのイモはサトイモんごたっと。

○カライモの保存について
ツボに入れる前に、一日くらいは干す。
昔はカライモ入れるとは、山の片隅に穴掘ってイケよった。
1メートル以上掘って、藁やら敷いて、イモ入れて藁かぶせて、上に土かぶせる。30センチ以上。
秋に掘って、約1日干してすぐ埋める。
食べるのは、土あげて掘って食べる。

どこにイケたか、目印ば作らんでも、ツボ作っとるのは分かっで。
1ヶ所か2ヶ所。
1年間食べる。寒かで芽出きらん。

今はやっぱ堆肥の中に藁ひいて。堆肥の中に藁ひいてカライモを入れてまたイケる。
周囲に藁を立てかける。
大きさは1メートルぐらいになる。それを「カライモツボ」ち言う。

○生姜の保存について
生姜もカライモの上に袋に入れてイケたりする。混ざらんように。
ビニル袋には入れられん。網んごたっとの、空気の出入りするようなんで、藁づとんごとして入れたりもする。

○ジャガイモ
ジャガイモは埋めず、干す。

○サトイモ
サトイモもツボんごとしてイケておく。
いくらか水分ないと、サトイモは腐る。藁なしでそのまま土かぶせる。
なごう置いておけば、芽の出っばってんが。夏にあつうなれば植える。


○干し野菜
・干しダイコン
・干しゼンマイ
・干しシイタケ
・コショウ(唐辛子)
・干し柿
・ニンジンは干さんな。植えとって、いい時に掘って食べたり。
・今のコショウは種にしかならん。あまり食わん。小さいコショウは、大きいコショウより辛か。
・柚子は干さん。自家用。ある時に使うのみ。加工せんかった。柚子ゴショウの作り方分からんとだろ。こっちはあんま食わんごたる。
・餅は干さん。あんまない。小さい頃はなく、高級品だった。
・トウキビは、取って干しておいておくこともある。食べるためや、種にしたり。昔は粉にして団子にしたりした。トウキビのみの団子や、小麦粉を入れた団子。トウキビは、量が少なかで、あまりそういうことはせんかった。モチトウキビとそうでないものもあった。昔のトウキビは大きかった。

○「百姓は何でも・・・」
・食い物がなかった時代に、何でも作って食べていた。
・食い物ない時もあった。作物がようできんかった時など。山が少ない、干ばつとかいろいろ。
・「百姓は何でも作っとかんば分からん」と言われた。(他の野菜などは気候が合わずに取れなくても)何かよかもんもあるかもしれん、ち。
・例えば今年のように、大豆とかようでけんかった、実が入らんだった年でも、小豆は割合よかった。季節によってようできる年とそうでないことがある。同じ時期に植えても違うことがある。大豆が悪かったのは堆肥入れすぎか。よう分からん。


・小豆、大豆は干して、今はカンカンに入れてる。昔はカマスに入れたりしていた。
・昔は何でもカマスに入れてた。ニンジン、ゴンボも土にイケてたが、あまり作らん。カライモとかは多かばってんが。

○ゴボウ
・昔は、ゴンボウをよく分けてくれと言われてた。一貫目ずつ、藁かカズラなんかでくびって埋めてた。10束か20束、ゴンボとかできよった。
・今は作らん。土地の良うなかで。よかとこあれば作らんと。昔はその(家の)上にゴボウの土地があった。ぎゃん土地はもうなかもん。シラスでよか土だった。

○在来のイモ?
・昔はザイライのイモがあった。サトイモんごたっとの。今はない。
・イモなんか、今んと(今育てている種類)の方がよかごた。ソバはザイライの方がよか。今んとより丈の低かで風でん倒れん。

○赤大根
・一時は赤ダイコンば作りよらしたが、今はない。よその赤ダイコンのごと大きさもないし、色も濃くならん。

○カブ
・カブは作らん。作ってみたらよかろうばってんがなぁ。

○ムギ
・小麦、ハダカムギ、アラムギ。
・アラムギは、裸麦のように皮むけんとたい。むかすとに苦労しよった。臼に入れて何回も搗いてやらんばむけん。
・ハダカムギ、アラムギは、米と一緒に炊いて食べる。昔はムギだけで炊いて食べていた。
・昔はハダカムギはよう煮えんで。一度ゆがいて煮てまた炊けば食われる。
・押し麦、丸麦にしたりしてた。押し麦にしたら、普通に炊いたりできる。丸麦は普通の精米。
・押し麦にするには、精米所に持っていけばできた。機械欲しいと思っていた。そのままつぶすと割れるので、シメして水分の具合見てする。手間がかかる。今はあまりしないが、どこどこでするとも聞く。

○ビャー(農具の一つ)
・ソバはビャーでアヤス(叩く)。ブリビャーもある。
・ビャーは、山に行って枝見て「こりゃビャーになっどなぁ」と言って自分の良かごと加工する。
・枝をカズラで縛ったり、焼いたりして曲げる。
・虫がついて、腐れて折れることはある。2つあった方が良い。

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(写真=2008年8月31日)
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by from_itsuki | 2010-01-29 21:43 | 茂さん語録 | Trackback | Comments(0)

登紀子倶楽部に茂さん。


すばらしい唄と音楽を届けてくれる加藤登紀子さん

その加藤さんのファンクラブ通信「登紀子倶楽部通信」2009年冬号に、
茂さんのことが掲載されていました。

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これは、加藤さんが昨年五木を訪れたあと、届けて下さったものだそう。

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「ダムがなくなったら、また、みんなでここでいっしょに畑をつくって暮らせたらいいな、と思っとります。」

茂さんの言葉も紹介されていました。

茂さんの近所の人が移転した時。
つまり、
茂さんが“最後の一軒”になるかどうか、誰も(本人も)分からなかった中、
最後の数軒のうちで、近所にあった一軒がいよいよ移転して行った時。
「○○○は、もうナオらん(移転しない)とかと思ったばってん・・・」と
つぶやかれていたのを思い出します。


・・・さみしゅうはなかかち言わるるばってん、
そらさみしかとはさみしかたいなぁ。人のおらんごとなれば。
ばってん、百姓には百姓の仕事があっでなぁ・・・

7年ほど前、茂さんが話されていたのも覚えてる。

そうそう、あの頃は
「一軒残って、寂しくはないんですか?」って聞くお客さんが多かった。

そりゃ寂しくないわけなくて、寂しいに決まってるけど、
茂さんとチユキさんは、そういう選択をされた。

残ったものと、失ったものとあって、
どちらがどうだったとか、そう簡単に
はかりには掛けられないですよね。


再び加藤さん。

登紀子倶楽部の冊子に、
茂さんのファンになった女子大生が、農業を習いに通ってるという話があって
加藤さんのコメントが良かった。


命に根ざした生き方を求める人たちが、このまま希望の種を育てていってくれることを願わずにはいられない。
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by from_itsuki | 2010-01-29 21:35 | 新聞・メディア報道 | Trackback | Comments(0)

仰烏帽子山で福寿草が咲き始める。


2月半ばにリビング福岡でもツアーを組んでいるほど、
多くの方々に人気の仰烏帽子山の福寿草。

今年は、すでに咲き始めているそうです!

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冬枯れの山に、いじらしく・・・

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福寿草について、調べてみました。

花言葉は:

幸福を招く
永久の幸福
回想、思い出


1月1日の誕生花。

シノニム(学名の別名)はAdonis amurensis。
amurensisとは、「アムール川流域の」の意味。

実は毒花!

ウィキペディアより)

・・・では、そっと近づいてみましょう。

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いかにも縁起花!輝いています。

2月に花を咲かせるまでどうしてるのかと言うと、
夏になったら地上に出ている部分は枯れて、
秋冬を地下で過ごし、
春になってまた芽を出すのだそう。


今年は、仰烏帽子山で生で見たいです・・・。

(写真は特派員さんからのご提供です。ありがとうございました)
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by from_itsuki | 2010-01-29 21:04 | Trackback | Comments(0)

地産地消の民家カフェ「はなみずき」


役場や道の駅、温泉、観光案内所、そば屋、お茶屋・・・などなど
五木・五家荘で遊ぶ際の拠点として便利な
頭地代替地(とうじだいたいち)。

昔の頭地の面影を残そうと、景観条例を作り、
木のぬくもりや石垣、植栽、水の流れる水路など、
全体的に統一感のある空間になっています。

この頭地代替地は、巨大迷路のようになっています。

(クリックすると拡大)
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車の通れない(歩いてしか通行できない)細い路地が
あちこち走っています。
これも、昔の頭地の雰囲気を残したためだそうです。

(ちなみに上の地図にある道は、すべて車の通れる道です)


そんな頭地ですが、
実は、神社やお寺、居酒屋、民宿、喫茶などが点在しているし、
地元木材をふんだんに利用した役場の建物も見学に値するし、
役場玄関そばに、五木で発掘された土器や石器の展示コーナーがあったりと
結構楽しめます。

国道沿いの道の駅で買物だけして帰るなんてもったいない!


本日は、そんな立寄り所の一つ、
「はなみずき」をご紹介します。

役場左横の道をそのまま上ると、
左手にきれいなお庭のお宅が見えてきます。

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ご自宅の一部を開放して、
季節の手づくりケーキや、コーヒー・紅茶を飲むことができます。
いわば、民家カフェ。(古民家ではなく、自宅)

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チーズケーキ(¥120)がおいしいです。

そして、オーナーの杉山さんはとっても気のいい方です!
代替地に移転した後、自分に何かできないかなと考えた時、
好きだったケーキ作りを活かして自宅を開放することに。

女性同士でいくと、我が家のように勝手にくつろいでしまいそう・・・。

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◆メニューの一例◆
手づくりケーキ ¥120
ケーキセット(コーヒー・紅茶・ココア) ¥350
コーヒー・紅茶 ¥250
アイスコーヒー ¥250

商工会HPはこちら

高橋酒造さんのHPでの紹介も、杉山さんの人柄が伝わってきて素敵ですね。

ぜひ一度、お立ち寄りを♪


■はなみずき
熊本県球磨郡五木村甲3043-6
TEL 0966-37-2238
営業 10:00~16:00 (不定休)
道の駅五木から車で1分30秒ぐらい、歩いて4分ぐらい

※開いているかどうか、念のため電話をして行くといいかもです。
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by from_itsuki | 2010-01-28 18:17 | 観光情報・お知らせ | Trackback | Comments(2)

1年前の同じ時期は


去年の今頃、私は何をしていたのかな・・・

そう思うときってありますよね。

一年前(2008年1月25日)の
五木村写真フォルダを開いてみました。

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ニンニクですね。
ニンニクは、こうやって醤油に漬け込んで保存するという話を聞きました。

チユキさんは、セーターの毛糸を解いて、
「チョッキ」を編まれてました。

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手際よく、編み棒を使って仕上げられていました。
誰用のですか~?と聞いたら、まだ決めとらーん、と言われていました。

いや、きっと茂さんのだ!


確かこの日はとっても寒くて、
庭のブーゲンビリアに覆いをかぶせてあげました。

ブーゲンビリアは、私が昨年阿久根へ行った際にゲットして、
宅急便で五木へ送ったもの。
1月半ばに開かれた、おれんじ鉄道のモニターツアーに同行した際だから、
写真は植えて間もなくですね。

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これまでのところ、山村の冬はどうにか越していますが、
花(色づいた葉ですが)は咲かないですね・・・。

あれから一年かー・・・。
早く春が来てほしいものです。
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by from_itsuki | 2010-01-27 08:48 | 茂さんちのまわり | Trackback | Comments(0)

赤大根その後(2) 初めての甘酢漬。


切ってみると、中は真っ白。
紅白でとってもきれいですね!!

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赤大根の解体新書。

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葉っぱは、こんな感じ。
ほったらかしの割には、あまり虫に食われてないような?

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トントントンと・・・薄くスライス。
根っこも切ってみましょうかね。

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刻んだ柚子(先日収穫分)と
砂糖、酢、塩を混ぜたものに漬け込み、
冷蔵庫で置くこと2日。

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赤い色が抜けて、
ピンクの甘酢漬のできあがり!

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なかなかおいしいです。
白滝公園前のもみのき茶屋で食べたピンクの漬物の色は、
やっぱり赤大根から出た、自然の色だったんだなー。

ちょっと薄くスライスしすぎたのですが、
浅漬けなのでシャクシャク歯ごたえもあって、
これはこれでいいですね。

次収穫分は、やや厚めに切って、
もう数日、漬け込んでみたいと思います。


五木村の在来の赤大根が
とりあえず福岡でも育つことが分かりました。

引き続き、研究していく予定です。
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by from_itsuki | 2010-01-27 00:12 | 茂さんちのまわり | Trackback | Comments(0)

赤大根その後(1) 収穫。


道の駅五木で¥210円の種を買い、
10月半ばに自宅の庭に植えた
五木の赤大根。

その後、どうなったでしょうか。

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・・・

これは畑というよりも、草むらですかね・・・。

若干間引きはしましたが、
自然農法で、畝も作らずに蒔くとこうなります。
葉っぱの付け根はやや赤いです。

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しかしそんな中でも、
五木の赤大根はたくましく育ってました。

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五木で見たのよりもちょっと小さいですね。
大きくなりきらないのは、土のせいか、面倒見なかったからか。

さっそく、試食。
フードマイレージゼロで、台所へ直行です。

つづき
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by from_itsuki | 2010-01-27 00:06 | 茂さんちのまわり | Trackback | Comments(0)

福岡で山うに豆腐を買いたい!というアナタへ(朗報)


五木村の特産品といえば、
五木茶、原木しいたけ・・・そして、山うに豆腐!!


五木・五家荘の伝統的な保存食、
豆腐の味噌漬けをアレンジしたもので、
うにのような食感、チーズのような味は
特に酒呑みにはたまりません!

ですが、
冷蔵か冷凍保存なのと、どこででも買えるものではないため、
よりいっそう、幻の食べ物となっていました・・・。


「福岡でも山うに豆腐を買いたい!」

「今晩、山うに豆腐を肴に酒を呑みたい!」


そんなアナタに朗報です。


「九州のれん市」の
ホークスタウン店と、
福岡空港2階そらもーるにある福岡空港店では、
通年で「山うに豆腐」が買えるんです!!


・・・というわけで
早速、福岡空港店に行ってみました。


確かに売ってます!!

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山うにドレッシング、山うに豆腐レシピパンフ、カタログもあります。

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山うに豆腐は、いろいろな味があります。
私はオリジナルと柚子味のセットを買ってみました。
福岡空港店の店員さんによると、
山うに豆腐、ドレッシングともに試食できるそうです。

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福岡空港店では、1月末までの期間、熊本フェアが開催されているそう。

博多駅から地下鉄で5分、250円で
「山うに豆腐」が買えるなんて!


山うに豆腐について詳しくは「五木屋本舗」HPにて。。。
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by from_itsuki | 2010-01-25 08:52 | 観光情報・お知らせ | Trackback | Comments(0)

ブログ管理者より。

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わたしは五木村の住民ではありませんが、
五木村にときどき出かけています。

五木の楽しみ方、面白い場所、きれいなもの、おいしいもの、
山の暮らしを感じられるようなもの、季節の情報など
ときどき紹介していきます。

ブログ管理者にどうしても連絡を取りたい、という方は
こちら(SSL対応のメールフォーム)からご連絡下さい。

ただし、お返事に少し時間がかかることがあります。


五木村に関するお問合せは、以下までどうぞ。

■五木村観光協会 TEL0966-37-2611
 五木村観光協会ブログ
■五木村役場 TEL0965-37-2211(代)
 五木村役場ホームページ

寺嶋 悠
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by from_itsuki | 2010-01-22 17:29 | 【お問合せ】 | Trackback | Comments(0)

ビックリやまめ、道の駅五木に現る。


五木村の梶原川のずっと上流には、
ヤマメ養殖場があります。

日本一の清流、川辺川!
その川辺川よりさらにきれいな梶原川!

清流の水で育つヤマメは、
道の駅子守唄の里五木で販売されています。

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やまめ 2匹入り 1袋 700円
やまめ(大) 1尾 600円
やまめ600円を2尾で 1000円
やまめ(特大) 840~2100円

よく見ると、一番右側に

やまめ(超特大) 2635円~3150円

とあります。

超特大!?と思ったら・・・

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確かに、超、特大です。
シャケみたいですね。アゴもサイズも。
3年ものだそうです。

親切な店員さんが、30cm定規を貸してくれました。

一般的に売られているヤマメの甘露煮と比べると、
こんな大きさです。

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ムニエルなどにも良いそうです。
ちゃんと内臓も処理済みです。

今晩はムニエルだよ~と、
育ち盛りの子どもがいるご家庭でも、
6人家族でも8人家族でも行けそうですね。

キャンプの時のサプライズにもいいですね!
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by from_itsuki | 2010-01-19 18:28 | 五木の特産品 | Trackback | Comments(0)