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昔ながらの釜炒り茶の製茶


聞いた話では、九州山地は元々「釜炒り茶」という独特の製法で製茶する産地なのだそう。
ただでさえ少ない釜炒りのお茶は、製茶工程の機械化が進んだ昨今、さらに少なくなっていると聞く。

五木も昔はどこも、自宅のクドで釜炒りをして製茶していた。
でも、今村内で製茶ができるのは、松井茶園の製茶工場1ヶ所だけ。
ほかにも製茶工場はあったけれど、数年前の大雨後の土砂災害で製茶施設がつぶれてしまったり、それぞれ廃業したり。
五木で製茶した釜炒り茶に出会うことも難しくなってきている。

そんな中、茂さんの家は昔と変わらず釜炒りをして製茶している。
もしかしたら五木村で唯一かもしれない。
一部機械化されたとは言え、薪と電気とLPガスを上手に使って
自家消費用にと少量生産をしている。

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最初に、お茶の選別。
褐色で硬い表皮のついた枝部分やその他のものが入っていないか、大まかに選別する。
茶摘みの時にアライと、ここで結構たくさんの枝部分が見つかる。

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その後、茶摘みメゴに1杯、約3キロ500のお茶の葉を、1回目の釜炒り機に入れる。
最初は蓋をしたままで蒸し、しばらくしてから蓋をあけて炒る。

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中はこんな感じ。

どこで1回目の釜炒りを止めるかは、長年の感。
茂さんが釜の中に耳を傾けてじっとしているので、音で分かるんですか?と冗談交じりに聞いたら「そぎゃん。サラサラ言うとだいたい良かったいなぁ」とのこと。
失礼しました・・・。

「サラサラ」と音がするようになったら、一旦外に出す。
炒り過ぎると湿り気のない乾燥した茶葉になってしまう。
炒りが足りなくてもいけない。

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大きなショウケにお茶を出し、ここでも選別。
湿気を含んだお茶は、茎は折れたりそのままの長さで、葉は撚れている状態。


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茶葉はこんな状態。
これはうまく仕上がったもの。炒り過ぎると、焦げてぱらぱらした茶葉が混じる。

続いてジュウネンキ。
揉む・捻(ね)じると書いて、揉捻機。

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ショウケで入れます。
第1段階の釜炒りは3.5キロで、それを4~5回分まとめて揉捻機にかける。

スイッチオン。

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ゴゥゥゥゥンとうなりを上げて、大きな鉄製の臼が回り、お茶の葉は、筋状の溝のある台座との間で揉まれていく。
チユキさんは、専用のホウキを手に、はみ出てしまった茶葉をもう一度溝の中へと掃き戻す。

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あっと言う間に、茶揉みが終わった。
思っていたより短時間。

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電源スイッチを止めて、台座の片方をガクンと外し、下に敷いたゴザの上にお茶の葉を掃き出す。

これはやっぱり2人3脚が便利。
チユキさんが選別をしたり、茶葉の様子を確認している間に、茂さんは次の釜炒り準備に入る。

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これはガスと電気が動力。
自分で建てたという製茶工場の外には、LPガスボンベが設置されていて、そこからガスが引かれている。

フラッシュをたいているので止まっているように見えるけど、実際には高速回転中。
右下にガスの炎があり、ドラムの中に熱風が送られるしくみ。
左側面には、ファンが高速回転している。

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そして最後の釜炒り機。
大きな釜をガスで熱して、お茶の葉を炒る。

既製品ですかと聞いたら、そうなのだと言う。
レンガ部分は自分で作ったもの。でも既製品。

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30分間炒ったら、一旦取り出す。
これも2人3脚の共同作業。

最後の釜炒り工程をあと3回ほど繰り返し、製茶作業終わり。

夜になったので、この日は1回目の釜炒りだけでひとまず終わりです。
続きはまた明日。
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by from_itsuki | 2008-05-16 22:22 | 茂さんちのまわり | Trackback | Comments(0)

2008年度茶摘み


5月の連休は、毎年茶摘みシーズンにあたる。

今年の4連休は、5日以外は好天気。
茂さん宅では4日、6日、連休明けて7日と、船場道と溝の口の茶畑で、夫婦2人+犬2匹+お手伝いの私での茶摘みをした。

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溝の口の茶畑はヤブキタ。
船場道は、ザイライとヤブキタの混合。

お茶は新芽が出る前に薬をかけないと、虫にやられてしまってきれいな葉にならない。
茂さんの茶畑では、牛糞の肥やしを入れたり、雑草が生えるのを防ぐためにわらを敷く以外は、薬を使っていない。
そのため、ヤブキタの茶葉にも、きれいなのと、茶色い小さな穴の開いた茶葉が混ざっている。
穴の開いた葉も、新芽になってしまうと虫は付いていない。芽が出る前に虫が付いてしまうと、新芽が小さな穴の開いた状態になってしまう。

その点ザイライは、味は良くないけど虫も付かない。
田口の茂さん宅から、溝の口の茶畑へ行く旧道沿いの薮には、目をこらすとそこかしこでザイライ種のお茶の木がある。
手入れをしないお茶の木は高く伸びてしまって、鮮やかな色の新芽が出る季節以外は、普通の薮の中に埋もれてしまっている。

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立って摘んでばかりだと、横や脇にある新芽が採れない。ひとしきり上部を摘んでしまった後は、座り込んで脇や下に隠れた新芽を摘む。

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朝7時半から茶摘み開始。
10時になったので、ちょっと休憩。
冷やしたお水と、黒糖キャンディ、エツの最中(久留米のお土産?)、それに甘夏。

「器のよかけん、味もよか~」
小石原土産のそばちょこを3脚プレゼントしたので、さっそく活用。良かった、気に入ってくれたようす。

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この日は午前中でおしまい。
午後からは、前々日に摘んだお茶の葉と合わせて、製茶作業に入ります。

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朝早くからお疲れさま。
この日のお昼は、道の駅五木で購入したお弁当です。
民宿「山里」のもの。
テーブルの下では、ジロウとサクラもとんかつを分けてもらってご機嫌でした。
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by from_itsuki | 2008-05-16 20:53 | 茂さんちのまわり | Trackback | Comments(0)

野苺

久領
水没地にあった郵便局付近

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by from_itsuki | 2008-05-14 15:25 | Trackback | Comments(0)

何の花かな?


今、咲いています。
板木付近。

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by from_itsuki | 2008-05-09 02:22 | Trackback | Comments(1)

川虫

カワゲラの抜け殻
逆瀬川にて
只今、羽化最盛期。

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成虫

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by from_itsuki | 2008-05-04 09:01 | Trackback | Comments(0)

猪(シシ)

旧道の逆瀬川付近
交通量の減った道端には猪が餌をあさった痕跡が。

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by from_itsuki | 2008-05-02 02:59 | Trackback | Comments(0)