カテゴリ:五木の生活文化( 337 )

過疎になった背景とこれから。

記事へのリンク。

五木村の高齢化率は県内トップの46.5%
(次いで山都町(46.0%)、美里町(42.9%)、球磨村(42.2%)、湯前町(41.7%))。

国勢調査で最も多かった人口は、昭和35年の6161人。
ダム移転が始まる直前の昭和55年で3056人。
現在は1136人となってます。

明治時代は約2800〜3500人、大正から戦後にかけて4500〜6000人に増加した理由は、銅山開発や、チッソ・九電の水力発電所建設や操業開始、炭焼きのための村外からの転入者、林業振興などによるものと言われています。

昭和38年からの3年連続水害と山津波(戦後の全伐による山林荒廃に異常豪雨が重なった)と、薪炭から石炭・石油・ガスへのエネルギー転換によって、その後、生業としての炭焼きは一気に激減。

昭和41年に川辺川ダム計画が発表され、住民の4割がダム移転対象者となり、56年に一般住民の移転補償基準が一部定まると、まだ代替住宅地の完成目処が立っていなかったこともあり、一気に村外への離村が進みました。

その後代替地への移転も進み、平成21年にダム中止発表を経て、ソフトハード両方での地域作り計画に取り組んで現在に至ります。

全国の過疎の村が辿っている道を、五木村ではダム計画という要素が加わって、加速して進んだ形と言えるかと思います。

総面積253km2のうち、田畑は0.6%、山林は96.1%、宅地は0.2%。
仕事を作らないと残りたくても村に残れない、生活も子育てもできないのは、五木村も同じ。

ちなみに、南牧村と同じく五木村も増田レポートで消滅可能性都市に数えられた自治体の1つ。
五木村の人口は2040年には502人となり、2010年に比べて59%減となるとする推計も出ています。

人口は何にしても大きく減る中で、村の機能をどう維持し、村民の暮らしを維持するのか。

村執行部や議会の果たすべきリーダーシップが、ますます重要になっています。
もちろん住んでる人の意識や行動も。
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by from_itsuki | 2017-06-08 07:42 | 未分類 | Trackback | Comments(0)

資料館「ヒストリアテラス五木谷」のご紹介

ヒストリアテラス五木谷の内部を、ちらっと紹介。


椎葉村の資料館のような巨大施設ではありませんが、山とともにあった暮らし、川とともにあった暮らし、集落にある小さな堂や神社への信仰、川辺川ダム、先史時代から中世、近世の変遷、自然、コバサク(焼き畑)、子守唄などについてまとめた、コンパクトながらも濃い展示内容となっています。

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全ての説明を読んだり映像資料を見たりするのには、結構時間がかかります。...
一部資料や説明が間に合ってない?箇所もあったので、多分これから学芸員のお兄さんが、ちょこちょこ手を入れて充実させていって下さるものと思います。

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小林正明さんが撮られた、今から15年ほど前、村中心地の頭地地区が代替地へ移転する際の、最後の姿の写真も、展示や映像資料に活用されています。
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新聞社の福岡支社カメラマン時代に、仕事に関係あるなしに関わらず、とにかく五木村行脚を重ねて、(儲からないのに)五木村についての尊い写真集を2冊も(自費で)世に送り出した稀有な方なんですが、あの頃よくぞ撮り溜められてたなーと改めて思います。
その記録が今フルに活かされ、村の財産になっていて素晴らしい貢献です。


そして、常設展示室から短い渡り廊下を歩いた先の企画展示室では、五木村の集落の一部のお堂や神社から、祀られている様々な仏像が勢ぞろいした、企画展が開催中。

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この企画展示だけは写真撮影NGだったので、写真は入口ののれんだけですが、個人的には、これ必見!!!

五木の神さま仏さま大集合です。
しかも20体くらいあるのに、これでも村のお堂の3分の1くらい?
お薬師さん、お大師さん、十二神将、日光月光菩薩、観音さん…とにかくいろんな神仏があり、しかも1つのお堂に同居していたりすることを再認識しました。
普段なかなか見れないものもあります。

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何よりも、その仏像神像の素朴でたくましい造りには、都の有名な彫り師が刻んだ美術品的なものとは異なり、名もない民衆史の中に、日常の暮らしのそばに、連綿と受け継がれてきた人々の祈りや畏れや、あるいは神仏への親しみのようなものを感じさせられます。


この企画展、いつまでなんだろう?
確か6月には堂祭りをする地区もあったような…
ならその前までの期間限定なのかも?
もっと詳しく(できたらもうちょい大きな字で)解説を読みたい!

期間限定ならなおさら、常設展示以外に、奥の企画展示室も忘れずにお立ち寄り下さい(^^)


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by from_itsuki | 2017-04-27 10:49 | 五木の生活文化 | Trackback | Comments(0)

第3回五木村農林産加工セミナー、終了。


去る2/28、宮園交流館にて五木村農林産加工セミナーを開催しました。

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第3回目となる今回のテーマは、『台所の技を商品に込める惣菜加工』。
講師は、第1回・第2回に続いて、職彩工房の尾崎正利先生です^^

五木産原木椎茸とこんにゃくのうま煮と、五木産大根と柚子の漬け物の加工実習を通して、加工品作りに必要な知識や技術を学びました。

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料理上手な村の皆さんですが、販売や、品質を維持したまま長期保存を前提とした加工はほとんどが初めて。
実習は3班に分かれて行い、じっくり煮込んでからパックするうま煮は、五木村産原木栽培生しいたけと、乾燥しいたけを使ってそれぞれ調理しました。

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↑こちらは生しいたけバージョン。冷ましているところ。

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↑こちらは規格外の乾燥しいたけバージョン。同じく冷ましてます。

冷ました後は計量して真空包装、煮沸。
温度と時間管理に要注意です。
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同時進行で、大根の漬け物も加工実習。
こちらは、調理したものをパックするのではなく、ラミネート袋の中で漬けるタイプの加工法の実習です。
下漬けした大根を袋に詰めて、柚子皮(第2回セミナーで一次加工したもの)と唐辛子、調味料を入れて…

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真空包装にかけます。
真空包装機は、出荷協議会が県の里モンプロジェクト補助金を活用して以前購入した備品。超活躍しています!

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こちらも煮沸します。温度と時間管理に注意。
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できあがった!

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煮沸した後、うま煮は、生しいたけと乾燥しいたけの両方を食べ比べ。

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生は、生しいたけならではのプリッと感があっておいしい。
乾燥は、乾燥しいたけならではの深い旨みがあっておいしい。

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結論→どっちもおいしい。規格外の生しいたけも乾燥しいたけも十二分に活かせそう。
水飴を入れたので、照りもあって見た目もおいしそう♪

ラミネートによる真空包装と煮沸、家庭料理と異なる調理のコツなどを、講師の尾崎先生から分かりやすく教わり、熱心にメモを取る参加者の姿も多かったです。

今回は21名が参加。
尾崎先生には、大変お世話になりました。


加工実習の後は、加工品持ち寄り試食検討交流会を開催しました。
こちらはまた別の記事にて…。

次回は4月上旬、テーマは「山菜」です!!楽しみ!!


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by from_itsuki | 2017-03-08 20:03 | 五木の生活文化 | Trackback | Comments(0)

出荷協議会新年会を開催しました

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宮地和紙の話をしていたら、子供の頃からカジ(コウゾ)の皮むき手伝いをさせられよった、という話に。

秋冬に山からカジを伐り出して太さごとに束にまとめ、巨大な茶煎り釜にカジの束を立てて入れ、上から巨大な樽を逆さにかぶせて蒸し、蒸しあがったものの黒い皮だけを取り除くという流れだそう。

皮をむくと高く売れたそうで、ある程度太い枝は、蒸した後にひたすら年寄りや子どもと一緒に、家族で皮をむいたとのこと。

かなり古くから、カジは五木村の重要な換金作物で、相良藩にも献上(納税?)されたよう。
梶(かじ)も紙の原料になるようだけど、五木でカジと呼ぶものは学名では楮(こうぞ)ではないかと思いますが、厳密には未確認。

ちなみに、カジもコウゾも桑の木の仲間で、木いちごみたいなちょっと甘い実がなります。
数年前、五木の山で見つけて、ジャムを作ろうと採取して持ち帰り、砂糖を大量投入して煮詰めたのに、謎のくさいにおいがしてまったくおいしくならず、最後は廃棄せざるを得なかった…
私には、そんなほろ苦い思い出のある木です…。
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by from_itsuki | 2017-01-29 04:03 | 未分類 | Trackback | Comments(0)

鶴子さんちの文化遺産的な台所まわり。

昨日、届け物をしに宮園の鶴子さんちに寄ってみました。

五木村でも珍しい、ほぼ専業で自給自足的農業をされて来た世帯で、根っからの働き者の鶴子さんには田畑がぬかるんだ雨の日も家の周りの仕事があり、この日は軒下でそばの選別と石拾いをされていました。

その合間に、箱ワナで獲れたシシ肉をクドで炊いて、切り分けた肉は冷凍する前に少し干して、椎茸のついでに乾燥機で炙った干し柿の様子を見て、次々に太る大根は次々に切り干しにして…。

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一緒に行ったピーウは、鶴子さんちのトラディショナルな台所に超感動。
ここの台所は文化財的価値があると私も思います。

もはや金銭的価値を付けがたいほどの、シシ肉の骨つき肉、生シシ肉、干し柿、立派な大根をお土産にいただき、帰途につきました。
感謝m(_ _)m

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by from_itsuki | 2017-01-10 21:25 | 未分類 | Trackback | Comments(0)

くねぶゼリー新発売

この夏の新顔、くねぶゼリーが五木物産館に登場しました。

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くねぶとは、五木村で栽培されている在来柑橘類。
昔は各地にあったそうですが、今ではほとんど栽培されてない幻の柑橘です。

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つぶらな瞳にみかんの花飾りがチャームポイント。
甘さの中に酸味とかすかなほろ苦さ。
果汁たっぷり、ゆるめのぷるぷるゼリーです。
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by from_itsuki | 2016-08-27 23:47 | 五木の生活文化 | Trackback | Comments(0)

8/14白滝納涼夏まつり2016

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by from_itsuki | 2016-08-13 09:27 | 未分類 | Trackback | Comments(0)

木材レーザー加工講習会開催

8月9日、木のむら五木 第1回木工講座に参加してきました。
五木村山村活性化協議会主催で、今回のテーマはレーザー加工。
講師は県立大佐藤研究室の佐藤先生と学生そん。

レーザー加工機HAJIMEくん&サポートソフトSAKURAちゃんを使用。

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参加者は約20名で、木材加工に興味のある老若男女20~80代となかなかバランスの良い構成。
(ちなみに、人口1150人の村での20人とは、人口比で言えば、100万人都市の17,400人に相当する)

初めて見ましたが、レーザーすごい!

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厚みのある木は切断に時間がかかるとか、厚みが均一でないとダメなどの制約もあるが、パソコン直結で彫刻やデザイン通りの切断ができ、非常に精緻。

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後半はざっくばらんに商品のアイデア出しをしました。

スマホスタンド、メガネ、卓上フレーム、ヒノキのお守り、スライス鹿角キーホルダー、彫刻付きカッティングボード、子どもの手形足型プレート、迷子札、木製定規、ご当地婚姻届、ランチョンマット、カトラリー、ポストカード型ギフト、メガネケース、大皿立て、マウスパッド、モビール…

などなど、五木の材を使ったこんなのあったらいーなーのアイデアに加えて、2次元、3次元のデザインの力で、レーザー加工機は更におもしろく多様な可能性を秘めていそうです。

第1回とのことなので、第2回があると期待してます。今から楽しみです!
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by from_itsuki | 2016-08-10 22:51 | 五木の生活文化 | Trackback | Comments(0)

県道25号線、通行止め解除

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by from_itsuki | 2016-07-28 12:44 | 未分類 | Trackback | Comments(0)

タラの花天ぷらを肴に。

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by from_itsuki | 2016-07-26 15:01 | 未分類 | Trackback | Comments(0)