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五木村の在来赤大根を守り継ぐ。

先日の祭りでの出荷協議会テントにて。
犬童さんの赤大根、白大根、紫大根が並んでます。

五木村の在来赤大根を守り継ぐ。_b0125397_00450071.jpg

赤大根は種の中に、外側の皮の色や、中の色や、放射線状に筋が入るかどうかや、形や、長さや、葉の色などの情報が入っているよう。
市販の赤大根(紫大根も)の種でも、蒔いたらたまに真っ白の大根ができることがあるし、赤大根と普通の大根とを一緒に植えると、もちろん簡単に交雑する。

五木村の出ル羽(いずるは)産に代表される在来赤大根は、色は、写真右側のような濃い赤。
ただし形はもっと短く小ぶりで、しかも固いらしい。

色は在来のような鮮やかな赤が良いが、食感は普通の白大根のような柔らかくて、太いのが良い。
しかも甘酢漬けにした時に色が良く染まるように、芯まで放射線状に赤が入ってるのが良い。

五木村の在来赤大根を守り継ぐ。_b0125397_00454280.jpg

その思いから、犬童さんは、在来の良い特性を残した交配をかれこれ数十年続けられています。

五木村の在来赤大根を守り継ぐ。_b0125397_00460402.jpg

芯に赤がまったく入っていなければ、葉にも緑が強く出て、逆に芯に赤が入っていると、必ず葉も赤くなる。
なので、大根葉を間引く段階で、一次選抜が行われる。

根が入る時期になると、掘ってみて根の先端を少し切ってみると、芯に赤が入っているかどうかが分かる。
赤が入っていて良く育っているものの何本かは、また埋め戻し、種を取るために冬越えをさせる。

在来品種を守り継承していくだけでなく、こんなふうに交配して特性を継承していくのも大事なこと。

五木村の山奥で犬童さんが続けられてきた、メンデルのような気の遠くなる取り組みに、本当に頭が下がります。

五木村の在来赤大根を守り継ぐ。_b0125397_00462250.jpg

by from_itsuki | 2016-11-23 00:43 | 五木の特産品