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(日記)私は家を守る為には

(日記)私は家を守る為には_b0125397_4163183.jpg


茂さんの古い日記から。

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私は家を守る為にわ先代が残してくれた土地は一坪たりとも手放してはならないと思つてきた、先代の人達も、自分の子供達のためにと、それを守り続けて来たのだと思う。それが山で有り畑けである。

自分一代にも色々の思出はある。
米のご飯がほしさに、銀行から金を借り、掛橋谷から水を引き、畑を田んぼに作り替えて工事に十年余りの歳月を費やしたことも、思いでの一つである。父母の苦労、先祖の汗がいっぱいはいつた、山で有り畑で有る。
それを思うと、自分達の苦労は話すのも恥ずかしい、すべてが子供の為未来の為と、植林でもおなじである、自分の代ではお金にはならなとわかっていても 子供の代には良くなることを信じ未来えの生活の安定を計つてのことである。それを守ることいよつて自分達の家が末代までも続き、お互いがその自覚を持つことによつて、五木村が形成されてゆくのだから。

そして私の死後もそれを守つて貰わねばならない、ささやかな土地ではあつても、それが家名を守るひとつの任務であり仕事だと思う。辛いことだと思う、だが先代の人達はそれをやりとおしてきたのだから。
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(写真=2009年5月、トウキビをゆがくのにクドに火を薪をくべる)
by from_itsuki | 2009-09-18 04:19 | 茂さん語録